水垢の落とし方

1.水垢に効く洗剤、道具選び

水垢だけでなく、すべての汚れについて言えることですが、汚れ落としの基本は「薬品で汚れを柔らかく」して「スポンジなどで擦る」という大原則があります。なので、まず水垢落としに有効な洗剤を購入しましょう。
先ほどの項でも説明いたしましたが、水垢には酸性の洗剤が有効です。洗剤ボトルの裏にその洗剤が酸性なのかアルカリ性なのか、必ず記載がありますので確認してみてください。
お風呂用と書かれた酸性洗剤はスケール落としを想定して作られていますので、スケールに有効な成分が多く含有されています。「お風呂用」と書かれた「酸性洗剤」を選ぶようにしましょう。
ちなみに多くのバスクリーナーと呼ばれる日常のお風呂掃除用の洗剤はほとんどが「中性」ですので水垢にはあまり効果がありません。

道具はメラミンスポンジとお掃除用のブラシ(使わなくなった歯ブラシなどでも可)、それからプラスチック製のヘラを用意しましょう。硬いスポンジは下地を傷つけるおそれがあるので使用しないことをおススメします。

2.水垢落としのテクニック

まず、酸性洗剤を水垢にかけてブラシで伸ばしましょう。ブラシは、掃くようにサッサッと表面をなでます。
ある程度力を込めて、水垢の表面を削って洗剤を浸透・反応させるイメージでブラシをかけると、水垢に効果的に洗剤を反応させることができます。
洗剤をかけてブラシでこすったら、5分くらいつけおきして洗剤をしっかり水垢に浸透・反応させます。このつけおきの過程が水垢を落とす際にもっとも重要になりますので、なるべく長くつけおきするようにしましょう。
つけおきが終わったら、最後に水で流しながらスポンジで擦って水垢を落とします。

3.業務用洗剤

ホームセンターなどで売られている洗剤はあくまで「一般家庭」で、「誰もが安全に使える」よう設計された洗剤です。なので、当然汚れ落としの力はそれほど強いものではありません。もちろん、これらの洗剤でも水垢落としは十分可能ですが、長年堆積しカチカチになってしまった水垢を落とすことは非常に難しいと言わざるをえません。

もっと強烈な洗剤で根こそぎ水垢を除去したい!という方は、業務用洗剤を使いましょう。
インターネットで「スケール落とし 洗剤」などで検索をかけると業務用のスケール除去剤がたくさんヒットします。これらの洗剤はプロが使用する洗剤なので、短時間でかつ効果的に水垢を落とすことができます。

ただし、相当に強力な洗剤ですので、下手に使うと下地を傷つけたり、金属を変色させたりする場合があります。プロの間では”業務用洗剤は絶対につけおきしてはいけない”といわれているほど強力な洗剤です。
もしこれらの業務用洗剤を使用して下地に傷を残してしまったり、洗剤によって皮膚が荒れたりなどの健康被害があった場合、当サイトお掃除ラボ〜tsubasa〜は一切の責任を負いかねますので悪しからず!
業務用洗剤を使用する場合は自己責任でお願いいたします。


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